映画「虹の女神 Rainbow Song」あらすじ

映画制作会社に勤務する智也は、大学時代の友人・あおいが飛行機事故で亡くなったことを知る。
智也は大学時代、あおいのバイト仲間にストーカーめいたことをしていた。
そんな中、あおいと知り合い親しくなる。
あおいは映画作りをしていて、智也は役者として参加することになる。
映画が撮り終わり、智也はあおいを祭りに誘う。
あおいは、祭りには目の不自由な妹・かなと行くが、妹と話さなければ付いてきてもいいという。
かなは、始めから智也がいたことに気付いていた。
ふたりは打ち溶けて話す。
大学卒業後、あおいは映画制作会社で働いていた。
ある日、酔った上司・樋口の言葉を受け、会社を辞めてロサンゼルスに行く決意をする。
智也はバイト生活だったが、あおいに誘われ同じ会社で働くことになる。
あおいが会社を辞めることを知った智也に、あおいは失恋したからロサンゼルスに行くと話す。
後日、智也は以前会ったことのある千鶴という女性と付き合うことになる。
そして、千鶴から妊娠したと聞かされるがそれは嘘だった。
さらに千鶴は年齢を偽り、離婚歴があることも隠していてふたりは別れる。
あおいの葬儀が行われる。
大学時代に作った映画を、智也は樋口や大学時代の仲間と一緒に見る。
数日後、あおいの私物を届けるため、彼女の実家を訪れた智也。
そこで、かなからあおいの携帯電話を渡される。
智也のために代筆したラブレターも見つかり、それにはあおいの智也への思いも書かれていた。
智也は泣き出してしまうのだった。

映画「虹の女神 Rainbow Song」感想

一見サバサバしている性格ながら、繊細な気持ちを秘めているあおいが魅力的です。
劇中劇のような形で、あおいの作った映画が織り込まれ、それにも見入ってしまいました。
それは短いながらも、どうなるんだろうという流れと驚きの結末でした。
本編同様に、切なく苦しいヒロインの思いを演じるあおいの表情が、自身の複雑な心を表していると感じました。
好きな人に女を感じないと言われ、冗談のプロポーズまでされ、踏んだり蹴ったりのあおい。
思わず感情が爆発して、智也をボコボコにしてしまう場面は、切ないながら可笑しみもあります。
ちょっと鈍感で、惚れっぽいような智也だけど、どこか憎めない。
かなと臆せずすぐ仲良く話せるなど、人間として味わい深い面もある。
智也との出会いは妙なものでしたが、いつの間に彼を好きになっていたあおい。
最後にやっとその思いが智也に伝わったけれど、あおいがこの世にいないのが悲しい。
それでも、見終わった後はすがすがしさが心に残ります。